こんにちは、豊岡教室のやなせです。

今回は、中2生、2クラス合同授業の1シーンを紹介します。

虹の風学修館では、生徒ひとりひとりに合わせて、きめ細かく対応するために、
1クラス3~5名の少人数制を採っています。
それにより、勉強への集中力も養われると考えています。

しかし、学校のように集団で学ぶことにも長所はあります。
子どもたちは、時には競い合い、あるいは助け合い、お互いに影響を与えながら成長していきます。
何より、皆でワイワイやるのは楽しいものです。

今日は、学年末テストが終わったこともあり、各々、テストの振り返りや自己採点をした後に、
2クラス合同で、賑やかに、リラックスした雰囲気の中での授業となりました。

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題材は、英語の人称代名詞の格変化に慣れるための学習ゲーム、
生徒にもひときわ人気の高い「うすのろゲーム」です。

Iやyouなどの人称代名詞は、主語や目的語など、使い方や使う位置で、
I(主格 私は、私が)・my(所有格 私の)・me(目的格 私を、私に)・mine(所有代名詞 私のもの)
のように形が変化します。

これは1年生で学ぶ基本中の基本ですが、
2年や3年になっても混乱している人が少なくありません。

この「うすのろゲーム」は人称代名詞の格変化を定着させるための学習ゲームです。

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このように、4枚1組のカードを人数に合わせて用意します。
今回は7名なので、Iからtheyまで7組28枚のカードを使います。

カードをアトランダムに、それぞれ4枚づつ配ります。
当然、最初は人称がバラバラです。
「1,2,3、パス!」の掛け声とともに、不要なカードを一枚、右隣の人に手渡していきます。
その代わり、左隣から新しいカードが一枚手渡されます。
これを何度も繰り返し、4枚の手持ちのカードの人称を誰よりも早く揃えるというゲームです。

単純なゲームですが、何人かが同じ人称を揃えようとしたり、揃える人称を間違えたりして、
7人もいるとなかなか揃わないものです。

ただ、これだけでは余りに単調なので、
ここでひと工夫!

机の真ん中に「おはじき」を人数より一つ少なく置きます。
今回なら6つ。
最初に同じ人称カードを4枚揃えた人が、「おはじき」をひとつ取ります。
他の人は、誰かが「おはじき」を取ったら、
自分の手札が揃っていようがいまいが、残っている「おはじき」をひとり一つ取ります。
「おはじき」はひとつ足りないので、「おはじき」を取れない人がひとり出てきます。
その人が「うすのろさん」というわけです。

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自分の手札を揃えることばかりに集中していると、
誰かが「おはじき」を取っても、気づくのに遅れます。
手札を揃えながらも、周りの人の動きにも注意を払う、
スリルと緊張感満点のゲームです。

生徒に大人気なのもうなづけます。
今回も大いに盛り上がりました。