こんにちは、文系担当の大石です。

先日は、外国人講師のユリアナが授業に来てくれました。
中学2年生ということで、Lesson1Cの「look」を使った英文についての内容でした。

Lesson1C
「It looks delicious!」(それはおいしそうです。)
「They look like one big family.」(彼らは大きな家族のように見えます。)

以上のように、「look」を使って、「~に見える」といった文章を作ることができます。
生徒たちはそれぞれ、英文を作ってユリアナに披露していました。
30分程度の時間でしたが、「He looks delicious!」といった文章を作って笑いを狙ったり、自分の作りたい英文を作るために知らない単語を調べたりと、普段の授業以上に楽しんでいる様子がうかがえました。


教科書の英文を日本語にすること、日本語を英語にすること、どちらもとても大切なことです。そして「外国人に英語が通じた」「外国人の言っていることが解かった」といったような経験は、英語を勉強する上で大切な成功体験になると思います。
しかし、現在の学校教育においては、英語の理解度はペーパーテストによって診断されています。これでは、英語は本来コミュニケーションに用いるための道具であるはずなのに、「実際に外国人と英会話をすることはできない」という残念な勉強になってしまうかもしれません。

今後、学校教育でも英会話を重視した学習に方針を転換していく予兆はあります。しかし、学校の方針転換を待つまでもなく、英語は道具であり、他人とのコミュニケーションこそ重要であると、ユリアナとの会話を通じて感じてもらいたいと思います。
そして何より、外国人や英会話に慣れて、英語を通して自由な会話を楽しめるようになってもらいたいと考えています。