こんにちは、豊岡教室の丹所です。

 

本日は、小4の国語「ごんぎつね」の授業を紹介します。

 

国語の授業では、本文を読んだ後、内容について話をします。

文の中の表現の意味や出てくる物について聞きます。

 

また国語の本文は、登場人物の気持ちなどを読み取る物語文と、作者の考え方などを読み取る論説文の2つに分けられます。
今回は物語文なので、出てくる登場人物の気持ちなどについても聞きます。

 


講師「ごんはいろいろなイタズラをするけど、みんなはイタズラするとしたらどんな気持ちでするかな?」

 

A君「面白がってすると思うな。イタズラするのは楽しいもん」

講師「じゃあ、逆にごんにイタズラされたらどう思う?」

 

Bさん「きつねがしたのなら、動物がしたことなんだから許しちゃうかな~」

 

C君「きつねだとしてもイタズラされたら嫌だよ。友達とかにイタズラされたら怒るもん!」

 

 それぞれが異なる意見を持っているので、なぜそう思うかも話し合います。ただ意見を言うだけでなく、きちんと理由も付けなければなりません。

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そして、最後のシーンで、兵十に撃たれてしまった後のごんの気持ちについて聞いてみました。

 

講師「この時のごんの気持ちはどうだったのかな?」

A君「きっと悔しかったんじゃないかな。せっかく今までいいことしてきたのに」

Bさん「私は嬉しかったと思います。撃たれてしまったけど、最後には兵十に気付いてもらえたから」

文の中には、ごんの気持ちそのものは書かれてはいません。しかし、それぞれがごんになったつもりでその時の気持ちを考えてみることに意味があります。





物語文を理解するためには、登場人物の気持ちを考えることが大事です。また、その人物と同じ気持ちになることで話がより身近なものになり、興味が湧き、その物語を好きになります。物語を好きになることが国語を好きになることにつながると思います。